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雑魚戦 「まあ、うごけませぬか?」 「勢いはこちらが上!」 「ほほほ! まだまだでございまする!」 「まあ…手加減は無用にござりまする」 「まつめが道を開きましてござりまする」 「前田家には世話のかかる殿方がおりますれば」 「どなた様も大層お腹を空かせているご様子…」 利家 「まつ、頑張りすぎると身体に毒だぞ!」 武将「道を開けい! 我らが大将のお通りよぉ!」 利家「そうだそうだ!」 利家「それでこそ前田家の嫁!」 まつ「これもすべて、犬千代さまのため…」 モブ武将・防衛隊長撃破 「これも、前田の領地…」 「まあ、うごけませぬか?」 「ほほほ! 造作もありませぬ」 「成仏なさりませ!」 「勢いはこちらが上!」 「御首級、頂戴つかまつりましてござりまする」 「先行きもひときわ明るくなりますれば」 「勝負あり、でございまする」 「よきお点前でござりました」 「まあ、うごけませぬか?」 兵士「まつ様、俺達を叱ってください!」 まつ「今日のご飯は何がよろしゅうござりますか?」 利家「まつに任せる! なんでもうまい!」 利家「まつ、それがしがついてるぞ!」 まつ「明日もご飯を作るため…負けませぬ!」 味方から・味方と 兵士 「美人のかかぁ天下か…俺だったら歓迎だな」武将撃破 「あんな嫁さんほしいよなあ…」 武将 「まつ殿のようなおなごを嫁にほしいでござる」 利家 「働かないと、まつが怒るな…怖いぞ」 「ウム、まつ、良い!」 「速いぞ~! 待ってくれ、まつ~!」武将撃破 「まつ、それがしの働きも見ててくれ!」雑魚 「まつ~、飯を置いていってくれ~!」武将撃破 「降参するなら今だぞぉ!」雑魚・武将撃破・武将戦 まつ「さあ、まいりましょう!」 利家「まつ、離れるな」 利家「まつ、それがしがついてるぞ!」 まつ「明日もご飯を作るため…負けませぬ!」 利家「まつ…油断するな」 まつ「もとより承知」 まつ「さあ、まいりましょう」 利家「まつ、離れるな!」 利家「そこだ、まつ! 必殺しゃもじ殴り!」 まつ「心得てござります」 武将戦 「勝負あり、でござりまする」 「ほほほ! お力を見せてくださいませ!」 「その程度で武士を名乗るなど…とてもとても」 「ほほほ! 後がございませぬよ?」 「先行きもひときわ明るくなりますれば」 「苦難をのり苦難を耐えてこそ、真の武士にござりまする!」 「ほほほ! もうお終いにござりまするか」 「わたくしに笑われたくなくば、いざ全力で!」 「前田家には世話のかかる殿方がおりますれば」 「一つ奮いまするは前田家がため…」 「二つ奮いまするは犬千代さまのため…」 「前田家のためとあらば、例え修羅の道とて」 「女とて、ゆめゆめあなどりませぬよう」 「これも全て、犬千代さまの手柄にござりまする!」 「ここで倒れることは…武門の恥!」 「さあ…どうぞ、遠慮なくおいでませ」 「ほほほ! お家のためにござりまする!」 「どうなさいました? 力が入っておりませぬよ」 「お家の大事なれば!」 敵側限定 敵から 一般兵「あんなに強い嫁さんはごめんだ!」 一般兵「」 一般兵「」 武将「おなごなれど真の武士! あっぱれなり!」 前田慶次「まつねえちゃん…ちょっと太ったんじゃね? あ、いって!石投げんな!」 伊達政宗「おっかねえ嫁サンだ…」 真田幸村「」 武田信玄「飯の支度でもしておれ!」 猿飛佐助「うまい飯が活力のもと、って? こりゃ料理の一つでも覚えておくか?」 豊臣秀吉「真に国が荒れれば、良妻も悪妻も同じよ」 竹中半兵衛「君があの癇に触る男を甘やかしたのかい?」 長曾我部元親「」 毛利元就「貴様が武門を語ろうなどとはな 性質の悪い冗談ぞ…胸が悪くなるわ」 織田信長「」 濃姫「」 森蘭丸「」 明智光秀「安心なさい、貴方がたが別れるわけではない ただ生きる場所が変わるだけ…クク」 上杉謙信「かけがえもなきたから、よきこと」 かすが「まぶしい…なんてうらやましいんだ…」 島津義弘「」 本多忠勝「」 前田利家「(なし)」 まつ「(なし)」 いつき「」 ザビー「」 宮本武蔵「」 片倉小十郎「この雰囲気、俺には合わねえ…かゆくなる」 徳川家康「」 浅井長政「」 お市「」 今川義元「」 北条氏政「」 本願寺顕如「」 敵へ 前田慶次「慶次、人様に迷惑をかけてはなりませんよ!」 伊達政宗「お見事…よき大将の器にござりまする」 真田幸村「これからも、力の限り主に尽くしませ!」 武田信玄「部下に慕われるお方…ご立派にござりまする…」 猿飛佐助「いつまで涼しいお顔でいられましょうか」 豊臣秀吉「なんと乱暴な…自重なさりませ!」 竹中半兵衛「考えが…まるで読めませぬ…!」 長曾我部元親「部下やカラクリを嬉々として操る… ほほほ…まだまだ子供にござりますれば」 毛利元就「兵をまとめ、家を守ってこそが良き大将…」 織田信長「」 濃姫「」 森蘭丸「」 明智光秀「裏切りなど、もってのほか…!」 上杉謙信「不思議な雰囲気の方にござりまする…」 かすが「思いの強さなれば、まつも負けませぬ!」 島津義弘「まあ、ほろ酔いのご様子…」 本多忠勝「戦国最強の名…天晴れにござりまする」 前田利家「(なし)」 まつ「(なし)」 いつき「国の未来はいずこへと…いえ、嘆きますまい」 ザビー「なんと…目を合わせてはなりませぬ!」 宮本武蔵「ご飯をたんと食べ、大きくおなりなさい!」 片倉小十郎「主を立ててこそ、真の部下の意義… 実にお見事な男っぷりで」 徳川家康「殿のお知り合いとて、手心は加えませぬ」 浅井長政「悲しきこと…正義とは、そのように冷たきものではござりませぬ!」 お市「顔をお上げなさい! 下を向いて泣くことは許しませぬ!」 今川義元「器が違いまする、退くが賢明かと…」 北条氏政「まあ…腰を痛めましてよ」 本願寺顕如「炊き屋(かしきや)のなべも金ピカにござりました」
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お腹を空かせた慶次をしゃもじで掘って黙らせ、 お腹としゃもじに飢えたままの利家を連れて、最高のしゃもじを求めて旅立ったまつ。 先ずは究極の材木を求め、北の地を訪れたのでアッー!た。 (^ω^)檜は日本人の心にございます。 第一章「檜を頂きまアッー!す」 (^ω^)⊃―〇皆様、わたくし共に檜を分けて下さいませ (*゚ワ゚)悪いけど、余分な米…アッー!! m(^ω^)mこれもまた戦…しゃもじとの戦にございます!次もまつめにお任せくださいませ ヽ(*゚∀▼)/まつ様~!早く四国に来て下さアッー!い
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■まつ、調教(捕獲の続き) 高松城。毛利が有する中で最東端のこの城に元就は凱旋した。全裸のまつは高松城の中でも特別隔離された一室に監禁された。 「犬千代さま....どんな事があっても、心はあなたの物です。」 ほとんど日が射さず、蝋燭の灯りだけが頼りのこの場所で。 まつは、東と思われる方に向かい礼した。 少しして。 元就が現れた。闇に照らされた氷の面は少なからずまつに恐怖を与えた。よく見ると滑車がついてきており、その上に様々な「道具」が乗せられていた。 「始めるか。」 「....はい。」 言うと元就は部屋の中央にある机の上にまつを乗せ、手足を四方の机の足に固定した。机の上には見事な乳房が上気しその柔らかさは波紋が立ちそうだった。茂みは強調されており、いやらしさを倍増しているが、まつの「そこ」を外気に晒さない最後の砦である。しかし....。 「邪魔だな。」 「えっ?」 元就は乱暴にその茂みを掴むと、一気に引っ張った。 「きゃっ!」 いくつか抜けるが到底全ては抜ききれない。早くもまつは涙目となった。 「痛うございます!」 「そうか。」 きりがないと判断するや、すぐに剃刀を取り出し、まつのそこを剃毛した。ここは元就の性格があらわれ、丁寧に剃られていく。 まつ、調教2
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早々に閨へ引き上げ、着たばかりの寝間着の帯に手をかける。 利家はというと、もともと限りなく裸体に近い格好をしていたので、手持ち無沙汰と いった態である。 普段から肌を晒している利家には、女子が自ら着物を脱ぐのがどれだけ恥ずかしいのか 分かるまい。どれだけ行為に慣れても、まつはこの瞬間が苦手だった。 「い、犬千代さま」 「どうした?」 利家が膝を進めてきたので、まつは彼の体に身を預けた。 「まつ?」 「犬千代さまが、脱がせて下さりませ……」 そう言ってから、はしたないことを言ってしまったような気がしてまつは赤面する。 利家が無邪気に笑った。 「脱がせて、って、まつはもう子供じゃないだろ?」 「もう。知りませぬ!」 まつは抱き合ったまま、強引に布団へ倒れこんだ。 利家が口を尖らせた。 「いてて……まつはすぐ怒る」 「怒ってなどおりませぬ」 横向きに倒れたので、利家とまつの目線は同じ高さにある。まつは利家の瞳の中に 映っている自分の顔をしげしげと眺めた。 ややつり上がった目ははやくも潤んでい、唇の開き具合はなんとなく淫猥に見える。 それを見て思わず瞳を伏せると、すかさず利家が口づけてきた。 ――ああ……。 唇をあてがうだけの行為がなぜこんなに気持ちいいのか。 柔らかで暖かい感触を、唇を突き出したりすぼめたりして確かめる。 まつは他の男を知らないが、こんなに甘く、暖かく、優しい唇を利家以外の男が 持っているとはとても思えなかった。 つらつらと考えを巡らせているうちに、利家が舌で唇を撫でてきた。 湿った感触に反応して、胸の奥と下腹が燃え始める。 口をわずかに開いて舌を受け入れると唇の裏に潜り込み歯を撫でだしたので、 まつはそれを追って舌を動かした。 利家がまつに応じるように舌を絡めた。 唾液の絡む音に興奮して、まつは息苦しさに構わず必死に舌を蠢かせる。 重なった唇の隙間から漏れる熱い息すら逃さぬよう、互いに吸い合い、絡め合う。 原始生物の交配じみた稚拙で貪欲な口づけに、まつは夢中になっていた。 背中に回っていた利家の手がまつの頭を撫で、髪をくしけずり、無骨な指と爪とで 頭皮を愛撫し始めると、喉の奥から恍惚とした声が漏れた。 利家×まつ8
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「元就様! どちらにおいでですか!?」 うなだれたまつの耳に、毛利軍の兵の慌しい声が飛び込む。 「敵襲、敵襲にござりまする!」 「……な、に?」 毛利元就は絶句していた。 「敵襲? ま、まさか、計算してないぞ……!」 苛立たしげに言い放つ元就の顔には、焦りと戸惑いの色が強い。 ああ、とまつは歓喜とも喪心ともつかぬ声を、乾いた唇から漏らした。 今は乱世。食うか食われるか、明日は我が身の戦国の世なのだ。 領内に攻め込まれれば、毛利とて勝てはしまい。前田を食った男が、今度は別の家に 食われて消える。 まつは涙を流しながら、小さく笑っていた。 死んでしまえばいい。毛利元就など死んでしまえ。 自分の愛を弄んだ男。愛を知らぬかわいそうな男。知らずに無価値と言い放った男。 愛を鼻で笑うような男は、極楽にたどり着けまい。冥府で永劫の責め苦に合いながら、 苦しめばいいのだ。 ――そうでござりましょう? ねえ? 「ああ……犬千代さま」 まつは胸の奥に残る仄暖かい思い出を噛み締めながら、毛利が滅ぶのを待つことにした。 物騒な爆裂音とともに、緊迫した伝令兵の声が響く。 「怪しげな南蛮人が、我が領内へ侵略してきました! 元就様、至急、出陣のご用意を!」 おわり
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そんな、と言ったのが先か、元就に押し倒されたのが先か、まつには分からなかった。 「お、お許しを」 とっさに口をついたのはそんな言葉だった。 惚れていると言われても、こうやって押し倒されていても、不快さは感じられない。 思うのはやはり、なぜ? ということだけだった。 「許さぬ、我を受け入れよ」 どこか切羽詰ったような言葉の響きは、伝え聞き、そして実際に見た毛利元就という男の 印象とかけ離れ過ぎていて、まつを戸惑わせた。 もともと裸体であったまつの体は、元就の愛撫をたやすく受け入れていた。 乳房を優しくつかむ手のひらの冷たさにひやりとしながら、まつは困惑して、かすれた 声を出した。 「まつめには、夫が、操を立てるべき殿方がおりまする」 「もうおらぬではないか」 元就はまつの耳たぶを唇で愛撫し、言った。 「もうおらぬ。我が殺したのだ、そなたの夫を」 魂の千切れるような声の響きだった。聞く者の心に突き刺さる、自虐的な響きを持った 元就の声に、まつの心は不条理に痛む。 氷の面を持って戦場を舞う男の、真の顔を見ている気がした。 自らの兵を駒と呼び情け容赦なく斬り捨てる男の地顔は、こんな表情を浮かべるのかと 哀しい感動すら覚えた。 「我を許せ……許してくれ」 元就は力なく首を左右に振りながら、まつの両胸に顔をうずめた。 甘い疼きが腰の奥に広がり、まつはいつの間にか喘いでいた。 元就の指先は相変わらず冷たいが、吐きかけてくる息は熱と湿り気を帯びて、まつを 包む。 「あっあぁ、あん」 乳首を口に含まれて、まつは腰をうねらせていた。コリコリとしこった突起が、元就の舌に 弄ばれている。 「い、いけませぬ……こんな、こと、――ひ、っああん!」 「そなたが欲しい。たまらなく、欲しいのだ」 指が下腹部に潜り込み濡れる秘唇を撫で上げてき、まつは喘いだ。 「あァ……あ、うぅんっ、うふぅうん……ん」 気づかぬうちにまつは両足を大きく広げて、元就の愛撫を受け入れていた。 駄目だと思う気持ちはすべて、労わるような甘い愛撫と元就の熱っぽい視線の前に溶けて 消え去ろうとしている。 ――犬千代さま。 眩暈に襲われ、頭の片隅を愛した男の影が掠めたとき、元就はまつの膣内に腰を穿った。 毛まつ6
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■それから。 きっかけは些細なこと。 戦から帰る主人を出迎える妻に笑顔を向けた直後、周囲に響く空腹の合図。 主として戦場の最前線に立つ者の失態に少し睨むものの、可愛らしさ・愛おしさに顔をほころばせ 先程の笑顔に微笑み返してこれからの予定を提案してみた。 ひとつ、先程の合図に応えること。 ふたつ、湯を浴び汗と埃と疲れを洗い流すこと。 そしてみっつ…… 「まずはまつからだ!」 軽い行水の後、流れるような動作で障子を閉めた愛しい人から発せられた言葉。 いつもの自分ならば「はしたのうございます」と一喝するのだろうけれど、今日は違う。 慈愛の心が胸に溢れ、止まらない。 「犬千代様…そんなに急がずとも、まつは逃げませぬ」 今日、主人を視界に入れてからの自分の顔はずっと笑みを絶やさない。 発言してから、二人の口は互いの口に触れ合った。 利家とまつ2
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微弱な電気を打たれているような感覚に翻弄されているまつに、利家は唇を 合わせた。 口の端から唾液がこぼれていことにまつが気づいたのは、利家がそこに 舌を這わせていたからだった。 まつは無意識に、唇から舌をちろちろと覗かせていた。 すぐに利家がそれに応じる。 粘った薄い塩味が唾液とともに交わり、まつを恍惚とさせた。 唇を合わせながら利家が自身のものを取り出すしぐさを見せ、まつは足を さらに開いてそれを招いた。 筋肉質な背中に改めて腕を回す。 利家の口が離れたとたん、まつは相変わらずの熱っぽい吐息を漏らした。 利家が好きで好きでたまらない。その思いで胸が苦しいほどだった。 すでに感極まった声でまつは言った。 「犬千代さまの子が欲しゅうござりまする」 「うむ。それがし、頑張るからな」 互いの声が熱っぽくかすれ、愛情と情欲のはざまで心地よく揺れている。 うっとりとしながら、まつは利家を受け入れた。 入り口付近をつつく亀頭が徐々に中へと入って行く。 半ばほどまで飲み込んだとき、利家が呻いて一気に腰を打ちつけてきた。 「ああっ……!」 子宮口を叩く衝撃。 戦場を駆けるときの荒ぶる利家を思い出させる動きに、まつはいっそう高ぶった。 内部が歓喜するように蠢いている。 利家は眉根を寄せ、目を閉じ、奥歯を噛みしめるようにして押し黙っていた。 しばらく経って、利家が体を抱きしめてきた。 頬と頬、胸と胸、腰と腰。あらゆる部分が密着する。 それだけでまつの胸は、この上ない幸福感と快感で満たされていた。 「まつ……」 「ああぁ……犬千代さま」 呼び合っただけで、この思いさえも利家と共有できているとまつは知り、 背中に回した腕に強く力を込める。 利家が腰をくねらせた。 深いところで繋がったまま、深度を変えずにまつの中を探っている。 「ん、う……ふぅ……」 凹凸にぴったりとはまり、結合しているという事実にまつは酔いしれた。 子供心に思っていた、利家を独り占めしたいという欲求は、あるいは このことを指すのかもしれなかった。 利家×まつ11
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風呂敷のなかの昼飯は大き目の丸いおにぎりと朝飯のあまりの金平だった。 小十郎殿は金平がお好きだと聞いていたので持ってまいりました、とにこやかに言われ、 食わずにはいられない雰囲気になってしまい、ぼりぼりと金平を食った。 犬千代様は丸いおにぎりが好きなんです、と奥さんは言っていたがずっと気になっていることがあった。 「その犬千代様とは喧嘩でもしたのかい?」 あの犬みたいな旦那だ、嫁が遠くへ行くと言ったら絶対についてくるはず。 しかしいないと言う事は喧嘩でもしたのか、と思った。 「とんでもござりません!犬千代様は前田の食卓の為、 四国の長曾我部殿の所で魚を取ってござりまする。犬千代様が魚を釣っている間、 まつめは野菜を育てようと思いまして…、このように奥州まで参ったのでござりまする。」 「ほお…。」 なるほどな、すべては犬千代様の為か。 「ところで小十郎殿、先ほどから気になっていたのですが…。」 「野菜のあちこちに下がっている札にかかれた異国の言葉は何でござりまするか?」 油断していた、俺の可愛い野菜達の名札を取り忘れた。 普通に漢字で書くより異国語で書いたほうがcoolでnauiぜ! と言うことで無理やりつけさせられたものだった。 おくさんが読めないのは助かったが、どうごまかせばいいのか…。 「あー…、あれはだな…。」 「ちー、ちー…ちぐ…さ…?」 「お、おい!異国語が読めるのか?!」 やはりこの奥さん、只者じゃねェ…! 奥さんの肩をガシリとつかみ、問いただした。 「え、い、いえ あの…、信長様が伴天連の商人の方々に教わったあちらの言葉によく似ていたので…。 まつめも少しだけ教えていただきました故、ほんの少しだけなら読めまする。」 賢才瞬麗の名は伊達じゃねえ、ゆーしー…と関心してる場合じゃ…ねェ!! この片倉小十郎が野菜に名前を付けているのがばれてしまったら、伊達軍の恥だ。 「こ、小十郎殿…?顔色が悪うござりまするが、いかがなされましたか…?」 「奥さん…、この事は黙っていてはくれないか…?」 出来るだけと低めの声で、出来るだけ怖そうな顔で、ぼそりと呟き睨み付けた。 ここはびびらせて黙らせるしかない気がしたからだ。 「まあ…、それでしたらまつめのお願いも聞いてくださいますか?」 俺は野菜の事を黙らせる代わりにその条件を飲んだ。 小十郎×まつ7
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まつまつです。修士2年の中国からの留学生です。 メインはポップンで、ギタドラはたまにやる程度です。 太鼓は初めての音ゲーでしたがほぼ引退しました。